部屋と戦隊と私。

スーパー戦隊が好きな5歳女児のブログです。

動かない存在を求めてたはずが推し作品が現行だった

というタイトルの下書き(2019.4.3最終更新)があったので書き上げてみようかなと。

あれですね、RT龍騎とかの頃ですね。1話配信後くらいかな? この頃の私はその後のRTを知らないのだと考えると悪い笑顔になっちゃう。最終的にお前のなかでRTは存在してないよ。

めちゃくちゃ暗い自分語りなので、暗いヲタクの自我が見たい方だけ読んでね。

 

 

そもそも、私が特撮に出戻った理由のひとつに「展開の速いジャンルに追いついていくのが辛くなった」というのがあります。

 

出戻り前の私は某2.5舞台を中心的に追っていました。その舞台はだいたい年2本の本公演+イベント類が定常的に催されていて、本公演1本あたりの公演数はたしか50近く、東京公演だけでも20近い数の公演が行われます。私はその舞台の出演者のひとりを特に好んでいたので、彼の出演する他の作品にも手を出していました。

正直、疲れちゃったんですよね。リアルタイムでがんがん更新されていくコンテンツを追いかけていくの。

私は妙なところプライドがあるので、限界以下のペースでいるのは許せなかったんです。例えば観劇数とか、全通は無理でも行ける可能性のある公演には全部行きたいし、SNSの更新だって全部確認したい。どうやっても無理なことなら諦められるけれど、無理じゃないならやらなきゃいけないって思ってて。できるかもしれないけどやらない、ってのが嫌なんです。「あのとき見ていれば…」って後悔したくないし、なにより推しを好きな自分が好きなんですよ、多分。手を抜いて推すんじゃ好きだなんて言えないじゃん、それじゃダメじゃん、って思ってしまう。

しかも、他人に張り合っちゃうこともあって、自分より通わない人のことは見下していた部分があるし、自分より通っている人をみると惨めな気持ちになるのでそういう人も嫌いでした。周りの人間が大抵嫌いでした。

 

そりゃあ、そんなメンタルで楽しくヲタクできるわけもなく、ゴリゴリにHP削られてたところで特撮と再会できたんです。

私は基本的に過去の作品が好きなので、今はもうイベントとかもあまりないし、自分のペースで既に発売された書籍や円盤を買うだけでも楽しめました。競う相手がいないからゆっくり推せたんですよね。

強竜とか、現行だったら限界ヲタクまっしぐらだったと思うもん。リアルタイムに更新されていくイアンくんとか考えただけでも動悸が……。ルパパトのGロとかFLTとかの動きの速さ見てて、現行にハマることの恐ろしさを感じました。

 

でも、龍騎って実質現行じゃないですか?

いや、2002年放送ですし何言ってんだお前って感じですけど、今年になってから客演あってスピンオフ配信があってそれに合わせてグッズも用意されて、さらにはイベントもある。速度こそ通常より緩やかなものの、リアルタイムに更新されていってるんです。

私はめちゃくちゃ最近好きになったのでただでさえ周りより遅れているのに、今のこの流れに追いつかなかったらもうそれってヲタク失格じゃないですか。いや、全然そんなことはないんですけど、私の自己評価的には失格です。

幸か不幸かスピンオフ等に先生が出ない為まだ心中穏やかにいられている方ではあるけれど、それでも結構メンタルやばくなることはあって。

 

***

 

アスタリスク以前が下書きの内容。

2.5から過去特撮に逃げたヲタクが龍騎の供給にちょっと死んでましたね。まあ結局RT龍騎はタイムベントでなかったことになったしジェノサイダーちゃんのお腹にシュートされたんですけど。でも龍騎ナイトなんてイベントとかもあって(しかもそこそこにチケ難)10数年前のコンテンツとしては随分と動いたのではないでしょうか。限界ヲタクは結局龍騎ナイトにも自名義はダメだったけど神フォロワー様の連番で参戦して。

banana-hero.hatenablog.com

ただ先述の通りそれらの展開の中に北岡先生はいなくて、私は龍騎ファンである以上に北岡先生の限界ヲタクなのでそこでメンタルのヘラり方を安定させてた感は否めないですね。納得のいかない形で北岡先生の名前が出されたこと*1でRTへの悪感情がシュートベントじゃ足りずEOW発射って感じになりましたし……。

banana-hero.hatenablog.com

で、でもこの「龍騎現行じゃん期間」を過ごしてしまったことで、私は特撮出戻り以前に近い活動、いうなればリアルタイムコンテンツを推すということを再開してしまったんですよね。

banana-hero.hatenablog.com

そうです、これです。そもそも彼らのライブに行った動機って、「龍騎キャスト結構見たのに先生お会いしないのって変じゃん?」みたいなものなので。

2.5、ていうか若手俳優と比べても、彼らの現場数はありえないほど多いです。しかも地方での現場も多い。生半可な気持ちや人並み程度の収入や時間的余裕じゃ通えません。少なくとも私には無理。きっと、あの頃のメンタルの私なら追うこと自体が苦痛だっただろうなって。

でも、今は逆に、そんなに現場があるからこそ諦めがつくっていうか。なんなら関東の全然行ける場所日程の現場すら行かないこともあるし。

というのも、私の今のスタンスは「推したいときに推せ」

よく「推しは推せるときに推せ」「推しは推せるうちに推せ」的な言説を聞くのですが、私はこれが結構大嫌いです。

はい、これは若干表向きの理由で~す(もちろん本心だけど)。

このフレーズって、ヲタク側に100%以上の力を出すことを要求してるの。だって時は常に流れるし次の瞬間どうなっているかなんて何もわからないから、毎秒推してないと、次の瞬間には推しは推せなくなっているかもしれない。そんななかで推しを推せるうちに推すためには当然全通しなきゃいけないよね。すべての媒体に目を通さなきゃいけないよね。それを余裕に行えるのは、よっぽど推しがニートかヲタクが資産家でニートでメンタルもタフな場合だけです。

かつての私の「全通は無理でも自分の限界までは追わなきゃ」という強迫観念すら、このフレーズの前には「でも限界以上だと言って追っていない間に推しがいなくなったら?」と思えば全くの無意味で。

「(後悔しないように)推せるうちに推せ」。でも、もし活動休止だの何だのが起きたら、どんな推し方をしていても悔いしかないと思うんです。それともこのフレーズを体現している人なら「後悔なく推せて満足だった!」って言えるのかな、だったらすごいけど、私には無理です。

だったら、いつあるかもわからない終わりを考えて「推せ」なんて命令や「推さなくちゃ」なんて義務感で好きなものを追うより、自分のやりたい、行きたいタイミングで美味しいところだけ頂く方がよっぽど楽しいし、「推し」という自分の趣味には健康的に向き合えてるのかなって。

通わないヲタクの言い訳と取られるかもしれません。でもね、自分が行きたい!行ける!と思うなら全通したっていいの。私は無理だなってだけで。

で、そんなメンタルで追っていると不思議とヲタクしているのが苦になりにくいんですよね。周りの人間と張り合ったり比較してどうこう思うことも少なくなって、昔の自分より良いヲタクに近づけている気がします。

何より、そんな私でも許してくれるヲタク友達各位や推し各位(これはじゅ…れつに限らず)には感謝でいっぱいです。

 

という訳で、動かない存在を求めてたはずが推し作品が現行だったし動く推しをみつけてしまったけれど、私はハッピーです!!!!!!!!!!!!!!!

*1:RT龍騎にわたしの信じる事務所組は描かれなかった。敏樹はファンコレを5000兆回読め